ロゴ のお話 その1
起業をしたら事業計画の作成や、資金の把握、商号の決定、ドメインの登録、口座の開設、経理や法律の仕組みの理解等決めなければいけないことが山ほどありますが、営業に向けて名刺やWEBサイトも準備しないといけないと思った時、商号は決めたけれどどんなロゴにするか決められていない方は多いのではないでしょうか。
企業ロゴは、その企業のシンボルです。どんな企業でありたいかというビジョンを、ひと目で多くの人に伝える役割があります。営業活動をスタートするまでにロゴ制作を依頼して、名刺やWEBサイトに展開していきたいところ。でも、ロゴについてそもそも基本的なことを何も理解していないから、どんなロゴにするか決定もできない。そんな方にロゴについて知っておきたい基本知識を紹介します。
企業ロゴは、その企業のアイデンティティ(固有性)を具現化したシンボル
企業ロゴは、その企業のアイデンティティ(固有性)を具現化したものです。どんな企業でありたいかというビジョンを、ひと目で多くの人に伝える役割があります。看板、名刺、WEBサイト、レターヘッド、パンフレット、請求書、広告媒体など様々なものに展開され、他社との差別化をし、企業の独自性を発信しています。また企業内部に対して結束力を高める役割も担っています。
ロゴは図案化した「シンボルマーク」と、企業名をシンボル化した「ロゴタイプ」の2つの要素から構成されています。シンボルマークだけの企業もあれば、ロゴタイプのみの企業もあります。また、シンボルマークとロゴタイプを併用している企業もあり、シンボルマークとロゴタイプを組み合わせているロゴは「ロゴマーク」と言われています。
ロゴタイプ
ロゴタイプは、企業名をシンボル化したデザインされた文字です。企業名を優先して覚えてもらいたい場合に適しています。
シンボルマーク
シンボルマークは、家系、会社、団体、個人などを象徴する意匠、マークであり、企業のコンセプトやメッセージを図形と色で表現します。記憶に残りやすく企業の世界観・印象(顔)を優先して覚えてもらいたい場合に適しています。
ロゴマーク
ロゴマークは、ロゴタイプとシンボルマークを組み合わせて図案化したものです。企業名も覚えてもらいたい、企業の世界観、印象も記憶に残してもらいたい場合に適しています。
基本的な知識を得たら、ロゴ制作の専門家に相談
ロゴには上記のように3つの種類があります。どのタイプのロゴを依頼すればいいのか迷うところですが、それぞれ一長一短があります。その企業がどのように社会に貢献していくのか、どのようなサービスを発信していくのかその性格によって最適なアプローチ方法は様々ですので、ロゴ制作の専門家に相談することをおすすめします。
個人事業主や小規模企業の方など事業を始めたばかりの方は、デザイナーに相談した方がコスト面からいっても安心して相談できるのではないでしょうか。従業員を増員し、事業規模の拡大を考えていく段階の企業では今後の事業計画やビジョン、競合、顧客を分析し市場における価値を見極め、事業の成長、社内の士気をあげることができるブランディングを主体にした専門業者に相談してみることがおすすめです。
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